「事実」を知りたいの

siena

2007年10月29日 10:34

沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制した という記述が教科書検定で削除され、
そのことをうけ、9/29、検定意見の撤回をもとめる県民大会が開催されました。
11万人の人々が集まりました。(主催者発表の人数です)

県民大会で「ピュアなこども(高校生)」が叫びました。

「私達のおじいやおばあが嘘をついたと言うんですか」

私たち「おとな」は、、、、特に「善良な人々」は
ともすれば、ピュアなこどもが言うのだから「ごめんね、わたしが悪かった!」とうろたえたり、
ともすれば思考が停止してしまうものです。

難しそうだわ、難しいことは私にはわからないわ。
それよりも、子供たちの服をチクチク、ヌイヌイ。。。
めっ☆ ダメですよ。
いつか訪れる、あなたのお子さんの「どうして?」に答えることができませんよ。


沖縄戦での「集団自決」は歴史的な事実です。
誰も否定していません。

自分の家族に手をかける、、、想像を絶する悲しさです。
生き残った方々は重くのしかかる「玉砕」の歴史を背負って生きているわけです。
どんなに苦しいことでしょう。

しかし、私は想像するのです。

鬼のような米兵に残虐なふるまいをうけるのならば、いっそ死んでしまったほうがましではないか。
愛する子供たちが「今」助かったとしても、のちに残虐なふるまいをうけるのならば、
私が手をかけていっしょに死んだほうがましではないか。

戦時中、捕虜となり辱めをうけるくらいなら玉砕しよう!という「空気」があったのは事実でしょう。

福田総理は「ひとの嫌がることはしないほうがいい、だから靖国神社に参拝しない」と言いました。
また、「沖縄に11万人が集まった事実を重く受け止める」とも言いました。

以下、10/26 産経新聞、秦郁彦氏執筆記事より引用

テイケイという中堅の警備会社(高花豊会長)が、県民大会の拡大空中写真をタテ8コマ(A~H)、横13コマ(1~13)に分割して1Cは124人、10Eは620人というぐあいに1人ずつカウントして集計した視認可能の合計が1万8179人、別に建物、木陰、写真外などを推定で加えた総数を1・9万~2万人と算出したのである。

 区画ごとのカラー写真も添付してあり信頼性は高いと思うが、他にも熊本で似た手法を用い3日かけてほぼ同じ数字を算出した人がいると聞く。

 どうやら主催者発表は実数の5倍前後になるようだが、このうち無料バスまで出した官民合同の組織的動員や本土からかけつけた人がどのくらいいるのかは知るすべがない。


「11万人」というのはどうやら捏造のようですね。

主催関係者が参加人数を5倍も水増しするのはなぜでしょう。
「ある一部の人たちの声」にもかかわらず、「沖縄の人 みんな」が思っているように印象づけたかったのかな。

本土からも多くの「市民団体」が集まったそうです。ご苦労さまです。
「市民団体」って、中核派や革マル派の方々のことですか?
それなら「市民団体」ではなく、「プロ市民」です。

1950年、伝聞(人から聞いた話)したものだけで「日本軍の住民虐殺」、「日本軍が玉砕を命令した」と書いた「鉄の暴風」

1970年、現地取材もせず、「伝聞」だけで徹底的にある人物をこき下ろした大江健三郎氏の「沖縄ノート」

1973年、「集団自決の真偽」を徹底的に現地にて調査し、「鉄の暴風」や「沖縄ノート」が主張する「軍が集団自決を強制した」証拠はなかったことを明らかにした曽野綾子氏の「ある神話の真実(現・集団自決の真実)」。

私は「研究者」ではなく、ただの「一般人」ですので、上記のような書籍でしか
「知る」ことができないのです。
そのような私が知っていることは、
沖縄戦の「集団自決」は歴史的な事実
ということです。

平和を守るために、過去の悲惨な出来事を学ばなければなりません。
だけれども、「軍の強制」という裏づけされていない「伝聞」や「うわさ」を事実として学ぶのは問題です。

あなたに小さな子供がいるのなら、「日本のこと」を学びましょう。
「南京大虐殺」、「百人斬り」しかり。
「近代」から「現代」の日本をちゃんと学んでこなかった私たちはあまりにも無知すぎます。
それらのことを学ばなければ、「戦争のない平和な世の中」を子供たちと考え、語るのは難しいでしょう。

近い将来、あなたは「平和」「戦争」について子供と語る日がくるはずです。

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